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千葉市立海浜病院

インタビューご協力者

乳腺外科 乳腺外科統括部長 塩原 正之 様
乳腺外科 乳腺外科主任医長 三好 哲太郎 様
放射線科 主査       髙木 卓 様

千葉市立海浜病院では、2016年に富士通製電子カルテシステム「HOPE LifeMark-HX」を全国に先駆けて導入。
その導入にあわせて、画像観察のワークフロー改善を図るため、院内の画像配信用ディスプレイ全てをバルコの最新製品に置き換えた。
この導入の結果、画像観察のワークフローがよりスムーズになり、患者へ提供する医療の質の向上につながった。

1984に設立された千葉市立海浜病院は、病床数287床を有し千葉市の東京湾沿岸に位置する海浜ニュータウンの中核病院である。
海浜ニュータウンは年間を通じ大規模なイベントが催される幕張地区を有しており、同院は災害拠点病院として大きな役割を担う。
さらに、近年では地域の小児医療から高齢者医療まで幅広い対応と、地域医療構想に基づいた地域完結型医療の確立に向けた取り組みが求められている。
こうしたことから、2016年5月に地域医療連携のICT化への対応を図りつつ、BCP(事業継続計画)の確立を目指し、最新の電子カルテシステムを導入。
これと同時に、院内に合計134面のバルコ製ディスプレイを導入することで、画像観察のワークフロー向上を図った。なかでも、乳腺外来に2台導入した世界初の12MPカラー医用画像統合表示ディスプレイ「Coronis Uniti」の導入効果は高く評価され、医師の画像観察を強力にサポートしている。

マルチモダリティ画像観察をサポートする卓越した製品設計

塩原医師が初めてCoronis Unitiに出会ったのはバルコが行った製品デモストレーションでのことだった。
その時の第一印象として塩原医師は「画面が大きくて驚いたが、それと同時に表示がとても明るいので、とても使いやすそうだとすぐに確信した」と語る。
年間2,000件以上の観察を行う乳腺外科では、画像観察ワークフローの効率化は必須要件であった。
マンモグラフィ画像以外にもエコーや内視鏡など他の画像を観察するケースもあり、多種多様のモダリティを表示できる性能も求められる。
その要求に対し、1画面で全てのモダリティが表示できる12MPという広大な解像度と、1,000cd/㎡という突出した高いキャリブレーション輝度を与えられたCoronis Unitiを一目見て、そのディスプレイが持つポテンシャルが塩原医師の要求に応える製品であると直感したという。
また、三好医師は「最初の”画面が大きい”という印象も、一目で画面の隅々まで観察が出来る範囲に収まっていることに気が付いた。Coronis Unitiが持つ33インチ・3:2という画角は人間工学的に画像観察に適するよう配慮されている」と評価する。
Coronis UnitiがNPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構の施設認定の対象製品となっていることも重要な選定理由であった。「これからの画像観察ではマルチモダリティの活用が重要だが、それらを表示するディスプレイもしかるべき評価を受けた製品を選定したいという思いがあった」と高木技師は語る。

映り込みが少なく、患者への説明にも活用

Coronis Unitiを導入して以来、検討時には想定していなかった効果もあった。それが患者への説明のしやすさだ。
「診察室に入った患者のみなさんはまずディスプレイに目を向けられ、”とても大きい画面だね”と驚かれる」。
しかし、いざ患者に対し画像を見せながら説明を始めると、経過状況を説明する際に過去と現在の画像を1画面内に並べて説明することができるため、患者が画像の時系列に混乱することなく、理解しやすい説明が可能であると分かった。
三好医師も「ディスプレイ前面には低反射コーティングがされたガラスカバーが装着されており、診察室の明かりが画質に与える影響を最小限に抑えるため、患者の側から見てもスクリーンに映る画像が鮮明に確認できるようだ」と評価する。
Coronis Unitiが患者との意思疎通において良好な役割を果たした好例といえる。

ディスプレイの機能で画像観察ワークフローを効率化

画像観察ワークフローについて、塩原医師は「付属するタッチパッドを活用すると、画像観察の改善に繋がる」と評価する。
Coronis Unitiにはタッチパッドが付属しており、画像ビューワーを選ばずに使用できるユニークな機能と連携する。代表的な機能の1つとして“SpotView”が挙げられる。この機能は、タッチパッドを操作することで画像観察を行いたい領域の明るさをブーストし、スポットエリア以外の箇所は輝度を抑えて表示する。画像観察に集中できる仕組みをディスプレイの機能としてサポートする事で、ワークフロー改善に繋がると評価されている。
また、タッチパッドの上部に配置された4つのボタンにはショートカット操作を割り当てる事が出来る。これを活用することにより、表示するモダリティにあわせて明るさの切り替えを行っている。
「眼への負担は日常的に画像観察を行う医師にとって大きな問題であり、画像観察のパフォーマンスに大きく影響する。表示内容によって明るさが固定される従来のディスプレイと比較して、目への負担改善が期待できる」と三好医師は説明しており、こうした機能も画像観察のワークフロー改善に貢献しているといえる。

【塩原医師】

Coronis Unitiの画像描写は素晴らしく、違和感なく画像観察することが出来ている。患者からの評判も良く、Coronis Unitiは今ではなくてはならないツールだと考える。

【三好医師】

画質や機能については申し分なく、画像観察ワークフローの向上に貢献していると考える。もう少し筐体が薄くなればさらに配置がしやすくなると思うので、バルコのさらなる製品の改善に今後も期待したい。

【髙木技師】

Coronis Unitiをはじめ、今回導入したディスプレイは導入前に検討していた仕様を全て満たしたこともあり、技師の立場としてもとても満足している。今後は、バルコのディスプレイに添付されている”MediCal QAWeb”で管理を行う事で、このパフォーマンスを維持していきたい。